入院闘病日記 入院二日目(手術当日):後半

というわけで・・後半です(汗)

看護師さんに手術室まで車椅子を押してもらっての移動です。
手術室の入り口で手術が終わったおばあさんが待っています。入れ替わりで手術を行うんですね。
で、看護師さんはおばあさんを連れて病室に戻るようです。なんて効率のよい移動方法なんでしょう(笑)

手術室ってベットじゃなくて、椅子に座って行うんですね・・・ちょっと意外です。
手術する先生と看護師さんたちに「よろしくお願いします」と挨拶。うん、挨拶大事ですよね。
手術前になんの目薬だったか忘れましたが、もう一度目薬を・・・麻酔ではないようです。
瞳孔の開きをチェックしてもらって、OKということで、車椅子から手術用の椅子に移動です。

そういえばいっぱい機械がありました。写真とか撮りたいけどさすがに無理だしね・・
椅子に座ったら、とりあえず心電図用の電極を体にぺたぺたと貼り付けられます。あと血圧計も右腕につけられて・・・手術中は随時計測しているんですね。
心電図なのかな? ピッピッって脈が音でわかります。この段階になっても意外と平常な感じです。
でも心拍数とかはさすがに見れませんでした(汗)

椅子がぐっと後ろにリクライニング(?)して、顔になんかシールを貼られます。顔の上半分だけですけどね。目の部分は穴があいているんですが、左目はメッシュ上のものをさらにかぶせられて・・っていってもかなり穴大きいですけどね。普通に天井が見えます。右目は閉じないように何かで固定されます。

右目に水(?)なのかなぁ、かけられたのですが左目のほうに流れてきて・・・
先生に「左目のほうにも流れてくる・・・」っていったら少し顔を傾けてくれました。たぶん目を開いているから乾燥しないようにだと思いますがその後定期的に水を目にかけていました。
それから何か右目に処置したのかなぁ・・ちょっと痛くて・・・先生に「痛いんですけど・・」っていうと、「まだ麻酔してないから・・・」だったか「まだ麻酔が効いていないから・・」みたいなことをいわれ、しばらくしたらオペ開始でした。今思うと開始の合図ってあったのかなぁ・・・?

先生が目を動かさないように「ライトを見て・・・」みたいなことを言ったのですが、なんたって白内障です。真っ白で何もみえません。「見えないんですけど・・」っていうと、先生が目の周辺を叩いて「叩くほうを見て・・・」と上下左右を叩いて目を一回りさせます。
なんかいい感じのところで目をとめてずっとそこ見ててって感じでした。
さすがにじっとそこ見ているのはつらいですねぇ・・・しかもピッピッという心拍数を聞いているとボーっとしてきますし(笑)

手術はいつの間にか始まっている感じでたまに先生が始めのうちは「いいですねぇ・・そのままそこ立てて・・・」みたいに焦点について助言してくれていました。なんかよくわからないけどずっとそこを見てボーっとしていました。
たまに先生が「あごを上に上げて・・」って言います。その都度あごをぐっっと引っ張られて(汗)

どうも先生は二人いて、一人がベテラン先生、もう一人が主治医のオペしてくれている先生で・・助言をもらいながら手術しています・・・あとで聞いたのですが自分の手術は難易度が高かったみたいです。
なんか四苦八苦しているようで、頭の上で先生達がなんか相談しながらオペしています。
会話が丸聞こえってなんか微妙ですよねぇ・・「そこは何とか(よく聞き取れない)して・・・」とか言っていますし(汗)
途中難しいところだったのかなぁ・・主治医の先生からベテラン先生にオペが代わったりとか・・・
普通10分から20分ぐらいの手術なんですが、かなり時間かかっています。時計がみれないのでどれぐらい経っているのかわからないし・・・しかも頭の上では「できるところまでやっておこうか・・・」みたいな会話も聞こえてくるし・・・。もしかしたら再手術(?)なんかも頭によぎりました(汗)

この頃になるとますます本当にボーっとしちゃって、目動かさずに一点見れてるのかなぁなんて思ったりして・・このときはなぜか両目を開いていて、左目から明かりが入ってくるので明るく見えていたのですが、左目を閉じると、右目空いているのになんか真っ暗で・・・手術前は真っ白だったのに今何も見えない・・・・って感じでした。
やっぱり先生も気をつかってか「大丈夫ですよ。ちょっと時間かかっているけど順調ですから安心してください」みたいな助言もあったりしました。

しばらくすると吸引するという会話が聞こえてきて、あぁもうすぐ終わりなのかなぁ? 無事終わるってこと? なんて思いながらまた左目閉じると、今度は2つの四角いものだけが見えます。あとは真っ暗です。たぶん手術のライトなのかな? 光は感じるけど色は感じ取れないって感じ? うまく言えないけど・・
なんかこの頃になるとなんとなくですが、麻酔が切れてきたのかなぁ? 右目に若干の違和感、痛くないんだけど何かしている感が感じられるようになって・・でもしゃべると目が動く可能性があるので黙っていました。まぁ痛いわけではないので・・

またしばらくすると「レンズを用意するように」って先生が看護師に伝えてレンズ挿入です。
あと確かこの時に、「次の患者さんに手術室来るように・・」って看護師さんい伝えていました。

四角の光が2つだけ見えているところに何か入ってくるのわかります。なんていうか、丸い枠が見える感じ?これも何ていうか・・表現しづらいけど・・・でも真っ暗なんだよねぇと思いながら、でもちょっとレンズが入ってくるところに感動したりしていました(笑)
その後先生が「ナイロン10」だったかなぁ? とか言って切ったところを縫合し、右目にガーゼをつけておしまい。先生から「お疲れ様でした。手術の時間がかかったけど無事成功です」といわれて「ありがとうございました」と(汗)
ちなみに後日の診察で聞いたのですが、普通は縫合しないのですが、自分の場合は手術の関係で普通の場合より多く切ったので念のため縫合したとのこと。そのままでもOKだし、抜糸もできますよ。ってことでした。

手術椅子から車椅子に座り、保護メガネをかけてもらってから、手術室の入り口まで移動です。
先生及び看護師さんに改めて「ありがとうございました」と伝えて次の患者さんが来るまで待機です。
次の患者さんがオペ室に入ると、自分は次の患者さんを連れてきた看護師さんに連れられて部屋に戻ります。帰ると中今何時か聞いたら手術開始から1時間ぐらい経っていました。

部屋に帰ると家族がかなり心配していたようで、看護師さんにまだ手術終わらないのですか・・とか聞いていたみたいです。まぁ普通は10分から20分っていう手術なのに部屋を出てからは1時間以上経ってますからね。「手術は無事終わったよ」って伝えるとすっごく安心していました。
右目を開けてみるとガーゼの隙間から明かりが入ってくるのが見えます。なので見えるようになっているのかぁ・・・と思いつつベットに移動します。

ベットに移ると看護師さんが点滴を外しに来てくれました。でも点滴すっかり終わっていますけどねぇ・・かなり時間がかかったので(汗)
針をさしている所がかなり粘着力のあるテープで留めてあるのではがすときにすっごく痛いです。「一気にはがしてください」っていうと、「針が入っているのでゆっくりはがすしかないんです。痛いけど我慢してくださいと・・・」
前半の記事にも貼ってあったけど・・もう一度写真です(笑) 改めてみると結構しっかりとテープが(汗)
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針を抜いたところに四角い絆創膏を貼ってもらい「5分ぐらいおさえて、血が止まったらはがしてもよいですよ、その後手術着を着替えてくださいね」って感じでした。
そうこうしているうちに、隣の人も手術室から帰ってきて・・・はやぁって感じです。
よっぽど自分は手術が難航したんだなぁ・・・と実感です。

しばらくすると先生が来てくれて、「時間がかかったけど、手術は無事成功です。にごった部分が広かったのと場所がちょっと特殊だったので丁寧に処置し時間がかかりました」って説明してくれました。

そんな感じで退院二日目、手術は無事終わりました。
最後に二日目の夜ご飯です(笑)
ちゃんと指定どおりB食でした
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家族に一口づつとられて・・「やっぱりおいしいね」だって(笑)